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絵本の持つ言葉の力、絵の力は、 深く、広く、温かく、優しく、楽しく未来への希望へとつなげる 言葉の世界.。絵本は、広い未知なる宇宙です。

すばらしい季節

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ターシャ〜・チューダー:作(文と絵)

末盛千枝子:訳

すえもりブックス

 

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輝きの季節ターシャ・テューダーと子どもたちの一年

輝きの季節ターシャ・テューダーと子どもたちの一年

  • 発売日: 1999/11/02
  • メディア: 単行本
 

 ターシャ〜・チューダーの絵本には

大自然とともに、丁寧に暮らしをしている様子が

描かれています。

風のそよぎ、小川のせせらぎの音、小鳥たちの鳴き声
自然界の営みが、淡い美しい色で描き出させて

絵を見ているだけで

その暮らしの中に引き込まれていきます。

 

少し不自由な生活。

それは大きな豊かな生活を創りあげています。

 

近代、現代社会の中で

便利、効率、スピードなどを追い求め

電気やあらゆるエレルギーを使って

より快適さを求めて今の環境の中で生活してきました。

 

ターシャ〜・チューダーは

生涯、少し前の時代の生活様式を軸に

ゆっくりとした時間の流れの中で

自然と共存した日々の暮らしを伝えてくれました。

 

便利さを追い求めた先に

何か大切なものをとりこぼし

忘れてしまったものを

たくさん気づかせてくれます。

 

豊かさはどこにあるのか?

かつてあって

今は失ったものの中に

それぞれの失ったものを

そこに見出すことでしょう。

 

人間性の回復は

地球という緑の美しい星に住む恵みを

思い出し、感じ、感謝し

そこから

この美しい星の住人として

どのように暮らすか、生きるかを

考えることから始めなければ・・と思います。

 

平和は、

便利なものを生み出すことではない。

 

水や空気や風や星や太陽の光の恩恵を

忘れてはいけない。

 

平和は、とてもシンプルなことの中に

その答えはあるようです。