ehon-labo’s blog  本の小部屋にようこそ libro favorito

絵本の持つ言葉の力、絵の力は、 深く、広く、温かく、優しく、楽しく未来への希望へとつなげる 言葉の世界.。絵本は、広い未知なる宇宙です。

おだんごぱん

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「おだんごぱん」       福音館書店

  ロシア民話
  瀬田 貞二      訳
  脇田 和       絵

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逃げ出したおだんごぱんは、
どこまで、ころころいくのでしょう。

繰り返しのリズムの楽しさは、
ころころと、
おだんごぱんが逃げていく様子を伝えます。

にげきることができるのでしょうか?

 

はらはらドキドキの連続は、
夢中に引き込まれる要因です。

民話はどれも、
人間の不条理を、
それとなく明るく、
あっけらかんと唄いあげ、
さらりとおしまいにします。

これも生きるための先人の知恵?

かも・・・しれない・・

かばくん

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「かばくん」      福音感書店

  岸田 衿子    作
  中谷 千代子   絵

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絵と文が、ほのぼのです。

やわらかい空気が漂って、
ほのぼのです。


かばくんの動きのように
ゆったりとした時間が流れています。


ゆっくり声に出して読んでみてください。

 

韻を踏んで、
心地よい洗練された言葉使いと色彩で
落ち着いた気分になります。

 

動物園にいって、
かばくんに会いに行きたくなりますよ!

 

きっと。

ぐりとぐら

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ぐりとぐら」       福音館書店

中川 李枝子      文
山脇(大村)百合子   絵

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春が来ると、
野原に散歩に出かけたくなります。

 

 ぐりとぐらのように
気持ちがぴったりとあう仲良しだったら 
申し分ありません。

 

他者をはじめて意識し受け入れる時期に、
この本に出会うのはいいタイミング。

 

友達といる幸せ感の原風景が、
小さな心にきっと宿ります。

 

一緒の楽しさは、
陽だまりのように温かです。

 

広い世界にでかけるのが楽しくなります、
仲良しと一緒だもの。

 

発行以来、
親子3代にわったって愛されている本の一つでしょう。
色々な国で翻訳されて
読み継がれている一冊です。

”ぼくらのなまえはぐりとぐら

で、
はじまる文を、
メロディをつけて歌っていませんでしたか。

子どもの時に・・

 

大人になって、読み返しても
理屈抜きで楽しく
心が温かくなる絵本です。

 

 

サンタクロースって いるんでしょうか?

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「サンタクロースって いるんでしょうか?」  偕成社
   
 ニューヨーク・サン新聞
 中村妙子  訳

 

物心がつきはじめたころ、
こんな疑問がおこりませんでしたか?

 

「サンタクロースって、ほんとにいるの?」

 

世界中のこども達が、
大人に問いかける半信半疑の疑問です。

 

ところが、
「そうです、サンタクロースはいるのです。」と、
明解な答えがニューヨーク・サン新聞に発表されました。
1897年9月21日付けの新聞の記事に、です。

正確にいうと、8才のバージニアちゃんからの質問に、
とても美しい文章で、わかりやすく答えた社説でした。

掲載された記事が、多くの人の心引く文章だったので
そのまま一冊の本になったものです。

当時、7ヶ国語に訳されて出版され
今もクリスマスになると
世界中の本屋に並ぶ本です。

現実の目に見えることしか

信じない!
なんて思っていませんか?


クリスマスの季節に、ぜひ読んでみてください。

じゅうにし ものがたり

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「じゅうにし ものがたり」     グランまま社

   瀬川 康男   作・絵

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「絵巻平家物語前9巻」(ほるぷ出版)、
「いないいないばあ」(童心社)など幅広く、
数多くの絵本製作を手がけている作家です。

 

どの本にも共通しているのは、
絵の重厚さとモダンさが輪舞して目をみはります。

蒔絵の中で遊ぶような感覚に陥るかもしれません。

神様のところへ、いち早く行こうとする姿
見応えありますよ。

絵を見る楽しさ
絵を読む楽しさ

絵本のもつ魅力です。

ねこはなぜ十二支にはいらなかったのか?
さあ読んで答えを見つけてください。


なーんだ なんだ

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「なーんだ なんだ」      童心社

 カズコ G・ストーン     作 

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ゆっくりとあかちゃんの歩みにそって見てください。

 

ぼんやりとしか見えなかった形や色も、
6才頃までには色覚が整うそうです。

目に見えるもの、ふれるもの、聞こえる言葉や音など、
すべてが「なーんだ?なんだ」の世界です。。

おとなも、はじめはあかちゃんでした。

絵本は、
誕生という原点からの追体験
出直しできる楽しさに満ちています。

ぼくのくれよん

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「ぼくのくれよん」     講談社
  長 新太       作・絵

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クレヨンは
不思議な力を持っています。

おぼえていますか? 

夢中になってクレヨンで
絵を描いた頃の事。

いつの間にか、
クレヨンで描いた絵の中に
入って遊んだときのこと。

そう、

クレヨンは
違う世界に入る魔法の道具かもしれません。

長 新太さんのクレヨンは、
もっと不思議な力です。

ときどき不思議な力を借りて、
魔法の世界で遊びたくなりませんか。

そのときは、

 

ぜひ、

長新太さんのおはなしと
絵の本の扉を
開けてみてください。

ぎゅっ

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「ぎゅっ」        徳間書店
ジェズ・オールバラ    作・絵
 

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原題は『Hug』


Hug は、
優しさと強さを、育てる魔法です。


おとなは、ぎゅっと抱きしめた
かわいいこどものことを

 こどもは、ぎゅっと抱きしめてもらった
優しい大人のことを

いつまでも忘れません。

 

Hug のたびに、

愛する心が、
育まれること請け合いです。

ちょっとまって

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「ちょっとまって」   福音館書店
岸田今日子     作
佐野洋子      絵

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忘れないように、
おまじないをしても

 

忘れないように、
印をつけても

 

忘れてしまう時があります。

気をつけて、
用意周到にすればするほど

なにを忘れないようにしたかを、
忘れたり。

 
作者の岸田今日子さんが、
かもし出す雰囲気が
漂う、

忘れてしまっても、
ほのぼのする  お話です。

ぼくのともだち おつきさま

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「ぼくのともだち おつきさま」     講談社

 アンドレ・ダーバン    作
 きたやま ようこ     文

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“出会い”

素敵な言葉です。

温かくなるような

勇気づけられるような

楽しくなるような

分かち合えるような

 

そんな出会いは、
きっと誰にも訪れるでしょう。

 

心の扉を開いたときに。