かばくん
「かばくん」 福音感書店
岸田 衿子 作
中谷 千代子 絵
絵と文が、ほのぼのです。
やわらかい空気が漂って、
ほのぼのです。
かばくんの動きのように
ゆったりとした時間が流れています。
ゆっくり声に出して読んでみてください。
韻を踏んで、
心地よい洗練された言葉使いと色彩で
落ち着いた気分になります。
動物園にいって、
かばくんに会いに行きたくなりますよ!
きっと。
ぐりとぐら
「ぐりとぐら」 福音館書店
中川 李枝子 文
山脇(大村)百合子 絵
春が来ると、
野原に散歩に出かけたくなります。
ぐりとぐらのように
気持ちがぴったりとあう仲良しだったら
申し分ありません。
他者をはじめて意識し受け入れる時期に、
この本に出会うのはいいタイミング。
友達といる幸せ感の原風景が、
小さな心にきっと宿ります。
一緒の楽しさは、
陽だまりのように温かです。
広い世界にでかけるのが楽しくなります、
仲良しと一緒だもの。
発行以来、
親子3代にわったって愛されている本の一つでしょう。
色々な国で翻訳されて
読み継がれている一冊です。
”ぼくらのなまえはぐりとぐら”
で、
はじまる文を、
メロディをつけて歌っていませんでしたか。
子どもの時に・・・
大人になって、読み返しても
理屈抜きで楽しく
心が温かくなる絵本です。
サンタクロースって いるんでしょうか?
「サンタクロースって いるんでしょうか?」 偕成社
ニューヨーク・サン新聞
中村妙子 訳
物心がつきはじめたころ、
こんな疑問がおこりませんでしたか?
「サンタクロースって、ほんとにいるの?」
世界中のこども達が、
大人に問いかける半信半疑の疑問です。
ところが、
「そうです、サンタクロースはいるのです。」と、
明解な答えがニューヨーク・サン新聞に発表されました。
1897年9月21日付けの新聞の記事に、です。
正確にいうと、8才のバージニアちゃんからの質問に、
とても美しい文章で、わかりやすく答えた社説でした。
掲載された記事が、多くの人の心引く文章だったので
そのまま一冊の本になったものです。
当時、7ヶ国語に訳されて出版され
今もクリスマスになると
世界中の本屋に並ぶ本です。
現実の目に見えることしか
信じない!
なんて思っていませんか?
クリスマスの季節に、ぜひ読んでみてください。