ぐりとぐら
「ぐりとぐら」 福音館書店
中川 李枝子 文
山脇(大村)百合子 絵
春が来ると、
野原に散歩に出かけたくなります。
ぐりとぐらのように
気持ちがぴったりとあう仲良しだったら
申し分ありません。
他者をはじめて意識し受け入れる時期に、
この本に出会うのはいいタイミング。
友達といる幸せ感の原風景が、
小さな心にきっと宿ります。
一緒の楽しさは、
陽だまりのように温かです。
広い世界にでかけるのが楽しくなります、
仲良しと一緒だもの。
発行以来、
親子3代にわったって愛されている本の一つでしょう。
色々な国で翻訳されて
読み継がれている一冊です。
”ぼくらのなまえはぐりとぐら”
で、
はじまる文を、
メロディをつけて歌っていませんでしたか。
子どもの時に・・・
大人になって、読み返しても
理屈抜きで楽しく
心が温かくなる絵本です。