ehon-labo’s blog  本の小部屋にようこそ libro favorito

絵本の持つ言葉の力、絵の力は、 深く、広く、温かく、優しく、楽しく未来への希望へとつなげる 言葉の世界.。絵本は、広い未知なる宇宙です。

2020-01-01から1年間の記事一覧

あいうえおのき

文字が言葉に。言葉は文に。文が人に意味や考え方や想いを伝える。 レオ・レオニは、世の中の仕組みを、とてもシンプルに語ります。 子どもたちにわかりやすく, わかったつもりでいる大人にも。 しっかりと、自然の営みの中で, 自然の小さな生きものたちを仲…

はたらきもの の じょせつしゃ けいてぃー

『はたらきもののじょせつしゃ けいてぃー』 バージニア・リー・バートン(Virginia Lee Burton):文と絵 石井桃子:訳 福音館書店 除雪車 けいてぃーの働きは圧巻です。 子どもたちが息を飲んで聞き入る一冊でした。雪国に住んでいたので、 町中が雪ですっ…

世界がもし人の村だったら

環境科学者・ドネラ・メドウス教授(Donella Meadows)(アメリカ・イリノイ州出身)が、1990年に「村の現状報告」(State of the Village Report)[1]と題して、世界を一つの村に喩えで、わかりやすいようにその時の現状を紹介した。小文を著した。村にたとえ…

よあけ

夜明け。それは、ゆっくりと夜の暗闇から 朝に変わっていく時の流れ。 少しづつ何かが動き始めます。 鳥が・・ カエルが・・・ 樹々のそよぎが・・・ 次第に光がさして夜が明けて朝が来る ものみな起き出す、朝。その静けさ包まれた森の一夜を, この絵本は丁…

おそとがきえた

光の届かない中にいると,心の中も沈んで、 灰色になってしまいそうですね。 おばあさんと猫ちゃんは、素敵なお外があったらいいのにと支え合いながら、温かなスープで、心の暗さを取り除いています。 冬の夜は、湿気で濡れた窓ガラスに,お花をいっぱい描きな…

自分軸を生きる!象のぐるんぱ

自分軸を生きる!象のぐるんぱ! 寂しく、一人ぼっちだったぞうのぐるんぱ。いつも精一杯頑張っていました。 自分を生きる!自分軸という生き方! コロナ君との共存をしていく時代。思いっきり、自分を大切に生きてください。子どもと子どもの本の世界を大切…

ちいさなおうち

https://amzn.to/3eW8dB1 バージニア・リー・バートン 文と絵 いしいももこ 訳 佇んでいるものに宿る愛おしさは、心のふるさにつながります。 自然の情景のなかに、美しく溶け込み佇むものは、なおさらです。 でも、いつのまにか 人間が、その秩序を壊してい…

そらいろのたね

作 中川李枝子 絵 大村百合子 そらいろの種は、どんな花を咲かせるでしょう。 空色という響きだけで、わくわくです。だれも空色の種なんて知りません。想像するという「遊び」は、創造する「楽しさ」に結びます。ゆたかな発想から生まれた種は、どんな「初穂」…

こどものおいしゃさん

大和田 潔 絵・文 病気になると気分はすぐれません。なんだか調子のおかしい体に、こどもは不安でいっぱい。大好きなお母さんのやさしい目も、いつもと違って心配そう。診察の時、こどもは大泣きをしませんか? 不安が爆発、かな?この本を読んだら、きっと…

こどもたち こどもたち

文 鶴見俊輔 詩 谷川俊太郎 絵日記 もりよしこ もりひでぶみ 1948年・1954年の姉弟の絵日記です。小学生だった時の絵日記は、姉弟が還暦を迎えた時、二人を育てた90歳の母親からのプレゼント。その当時のままの絵日記に鶴見俊輔氏と谷川俊太郎氏が文と詩を寄…

たいせつなこと

マーガレット・ワイズ・ブラウン作 レナード・ワイスガード絵 うちだややこ 訳 大切なことってなんでしょう。 それは案外あたりまえのことなのかもしれません。 あたりまえすぎて、忘れてしまっているのでしょう。 『なんだろう?』と、哲学の世界に踏み込ん…

バスラの図書館員

https://amzn.to/3cN5lEv 『バスラの図書館員〜イラクで本当にあった話』 ジャネット・ウインター:文&絵 長田弘:訳 この絵本は、実話から生まれました。 2003年春、中東の危機が報じられ イラクへの侵攻が始まり バスラの町まで及びました。 文化都市バス…

ルリユールおじさん

https://amzn.to/2VuX4Q6 『ルリユールおじさん』 いせひでこ:文と絵 理論社 ルリユール(RELIEUR)。 その仕事とその仕事が生み出す文化は、 日本にはないものです。 (特別な一冊だけのために想定する手工芸的芸術作品として アート分野に、近年見られる…

きこえる?

https://amzn.to/2zmPnTp 『きこえる?』 はいじまのぶひこ:文&絵 福音館書店 サイモンとガーファンクルの 「The Sound of Silence 」by Simon & Garfunkel この歌につけられた言葉を連想します。 きこえる? 絵本を開くと、 音が聴こえてきます いつも同…

かもさんおとおり

https://amzn.to/3arML3r ロバート・マックロスキー:文&絵 渡辺茂男:訳 福音館書店 おまわりさんが素敵!! こんな親切な温かな心のおまわりさんがいる! ボストンという街、アメリカという国 いいなあと、 真っ先に思った絵本でした。この絵本を最初に手…

いたずらきかんしゃちゅうちゅう

https://amzn.to/3bwcvgu バージニア・リー・バートン:文&絵 村岡花子:訳 福音館書店 息子たちの大好きな一冊。 図書館に集まる絵本好きな子どもたちも 膝を乗り出して聞き入る絵本です。 機関車ちゅうちゅうの、 自由に好きなことへの気持ちが 共感する…

おちゃのじかんにきたとら

『おちゃのじかんにきたとら』 ジュディス・カー:文 晴海耕平:訳 童話館出版 「いったい だれかしら ぎゅうにゅうやさん ではないはずよ」 この言葉が、こどもたちにはお気に入りなのでしょうか? お茶にしようとした時に 玄関のベルがなって、 大きなとら…

ずーっとずっとだいすきだよ

https://amzn.to/2V4HglB 『ずーっとずっとだいすきだよ』にしまきかやこ:絵と文 こぐま社 いつも一緒 いつもだいーすきな ワンちゃんが、亡くなりました。 ペットロスを経験した方は その気持ちが、痛いほどわかるかと思います。 楽しかった日々。 一緒に…

ふたりはいつも

https://amzn.to/39JZspK 『ふたりはいつも』アーノルド・ロベール:作 三木卓:訳 文化出版局(ミセスこどもの本) アーノルド・ローベルの がまくんとかえるくんシリーズ。仲良しの二人の日常です。春、夏、秋、冬の季節の一コマが 描かれています。 がま…

だいじなとどけもの

https://amzn.to/34tYcWT 『だいじなとどけもの』 E・H・ミナリック:文 モーリス・センダック:絵 松岡亨子:訳 福音館書店 『だいじなとどけもの』は 『はじめてよむどうわ』におさめられている四話の中の一つです。 E・ H・ミナリックの文と モーリス・セ…

かえってきたおとうさん

https://amzn.to/2V2sUlG 『かえってきたおとうさん』 モーリス・センダック:文と絵 松岡亨子:訳 福音館書店 『かえってきたおとうさん』は、 『はじめてよむどうわ』におさめられている四話の中の第二話です。 E・ H・ミナリックの文と モーリス・センダ…

こぐまのくまくん

https://amzn.to/2wiSGtu 『こぐまのくまくん』 E・H・ミナリック:文 モーリス・センダック:絵 松岡亨子:訳 福音館書店 「こぐまのくまくん 」は 『はじめてよむどうわ』におさめられている四話の中の一つです。 E・ H・ミナリックの文と モーリス・セン…

わたしのワンピース

https://amzn.to/2xNVH5s 『わたしのワンピース』にしまきかやこ:絵と文 こぐま社 今、アート的な発想でワンピースやスカートを デザインし、ミシンをかけて発表している友人がいます。 わたしのワンピースの絵本が大好きだったと 話してくれました。 もの…

だってだってのおばあちゃん

https://amzn.to/3dw0QPY 『だってだってのおばあちゃん』佐野洋子:文・絵フレーベル館 つい、口から出る時がありますね 「だって」 「だって、だって」 「だって、だって、だって・・・」98歳で、99歳のお誕生日を迎えるおばあさん もう、98歳だから…

ひとりぼっち

https://amzn.to/3ds7O8N 『ひとりぼっち』 レイフ・クリスチャンソン:文 たもんじまさあき:訳 ほりかわりまこ:絵 岩崎書店 スウェーデンで生まれた本です。 ひとりぼっち この感情は、誰でも心に生まれる感情です。 小さな子どもから、歳を取った人まで…

森の絵本

https://amzn.to/2WJ2FmF 『森の絵本』 長田弘:文 荒井良二:絵 講談社 森は、深い思索の場 詩人や文学者が、散歩する姿が浮かぶ。 深い森に入り込むと、迷う時がある。 木が一つ。 木が二つで、林。 木が三つで、森。 木が増えるたびに 知恵や、詩の言葉や…

しろいうさぎとくろいうさぎ

https://amzn.to/2xrcZFy 『しろいうさぎとくろいうさぎ』 ガース・ウイリアムズ:文と絵 松岡亨子:訳 絵の優しさとお話の内容から 結婚のお祝いによく選んだ一冊です。 ガース・ウイリアムズの絵は ウサギの表情から、周りの背景の構成から 優しい眼差しで…

はんなちゃんとへんちくりん

https://amzn.to/38WJc4j はんなばあば:絵 はんなぱぱ:文 セブン&アイ出版 ******(以下、引用です)********** 心が揺さぶられる絵本です。 辛くてしんどい出来事も こどもにきちんと納得してもらうことで 自分のなかの大切な体験となり…

すばらしい季節

https://amzn.to/3b5JHuo ターシャ〜・チューダー:作(文と絵) 末盛千枝子:訳 すえもりブックス 関連している絵本。こちらもおすすめです。 輝きの季節ターシャ・テューダーと子どもたちの一年 発売日: 1999/11/02 メディア: 単行本 ターシャ〜・チューダ…

ふたりはともだち

https://amzn.to/33sRJuT アーノルド・ローベル:作 三木卓:訳 文化出版局ミセスこどもの本 仲のいいがまくんとかえるくんの 暮らしを見ていると 仲がいいということが 楽しく素敵で大切なことだと ほんわりしみじみ伝わってきます。 絵と色彩もその効果が…