はたらきもの の じょせつしゃ けいてぃー
『はたらきもののじょせつしゃ けいてぃー』
バージニア・リー・バートン(Virginia Lee Burton):文と絵
石井桃子:訳
除雪車 けいてぃーの働きは圧巻です。
子どもたちが息を飲んで聞き入る一冊でした。
雪国に住んでいたので、
町中が雪ですっぽり包まれる光景は
体感しています。
けいてぃーが、どんどん雪で埋もれた道をかいていく様子は
実体験でしているから尚更だったのだと思います。
それにしても、
男の子は、働く自動車が大好き。
(ただし、このお話は、実は女の子も見入ります)
どんどん、どんどん
道が通れるようになっていく快感と安堵。
助けてくださいという声に答えて
僕に任せてついてきてくださいというヒーローの姿
生きがいを持って
真剣に、楽しそうに仕事をしている姿
住んでいる街が蘇っていく力
大雪でも大丈夫。
道は必ず開けるという確信
困難は、解決されるという希望
支え合うこと、信頼し合うことの
嬉しさと喜びと明るさ
そして、
何より、それらを絵で見事に描き出している
バージニア・リー・バートンの絵本。
子どもたちへ、伝えたい思いが
温かく、細やかに絵と言葉に託されています。
ページごとの
絵と字の構成が素晴らしい絵本作家です。
息子たちのお気に入りの絵本の一冊。
— micicokuma@絵本と言葉の贈りもの (@micicokuma) 2020年8月25日
思いっきり楽しんだ絵本の一冊です。https://t.co/bXWJcgnJzv