あいうえおのき
「あいうえおのき」
”ちからを あわせた もじたちの はなし”
レオ・レオニ :作
谷川俊太郎 :訳
あいうえおの木。
文字が葉っぱに書いてあるという。
文字は、楽しそうに、
葉っぱから葉っぱへと
とびうつりながら暮らしていたという。
文字は、不思議。
一字でも、何かを表し
二字でも、
・
五字でも、何かを表す。
文字をつなぐと、言葉をつくる。
そして、
言葉は一緒になって、
文を作る。
あいうえおの木に
ことば虫がきて
「言葉をつくるのを教えてあげるよ」と。
今度は、毛虫がきて
「一緒に繋がって、文を作ったら・・」と。
そして、
「意味のある文をつくったら・・・」と。
そんな風に、
文字が言葉に。
言葉は文に。
文が人に意味や考え方や想いを伝える。
レオ・レオニは、
世の中の仕組みを、
とてもシンプルに語ります。
子どもたちにわかりやすく
わかったつもりでいる大人にも。
しっかりと、
自然の営みの中で
自然の小さな生きものたちを仲立ちとして
伝えてくれます。
いえ、教えてくれると言ったほうが
適切かもしれません。
知っていたようで
しっかりと認識して
その意味を大切に捉えることを
しなかったり、
忘れたり、
考えなかったり。
だから、
後になって、
しまったと思うことが多いのです。
大事な言葉を
大統領のところへ届ける・・
願いを届け
祈りを届ける先が
もうまっぴらと伝えるところ。
レオ・レオニの願い。
「ちきゅうに へいわを
すべてのひとに やさしさを
せんそうは もうまっぴら」
意味のある
言葉を
レオ・レオニは、
絵本に託したように思います。
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