ehon-labo’s blog  本の小部屋にようこそ libro favorito

絵本の持つ言葉の力、絵の力は、 深く、広く、温かく、優しく、楽しく未来への希望へとつなげる 言葉の世界.。絵本は、広い未知なる宇宙です。

はじめてのおつかい

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https://amzn.to/3arCyVJ

 

作:筒井頼子

絵:林明子

福音館書店

 

はじめておつかいをしたみいちゃん。

表紙の絵のみいちゃんの笑顔が
できた喜びでいっぱい!!

 

筒井頼子さんの優しい言葉の使い方。
林明子さんの絵の細部にわたる描写力。

この二つが
子供のはじめてのお使いのハラハラドキドキの
心の描写を余すところなく見せてくれます。

1ページ1ページの絵の力と
文の構成に引き込まれて
絵本の小さな日常の世界に引き込まれます。

 

周りの景色や状況が
大人が見守る温かな視点で描かれていて
色も構成も素敵です。

 

心の動き、感情の振り子の大きさを
丁寧に言葉にも絵にも書き記している傑作絵本。

一つの小さな体験の積み重ねが
大切なモノを育てるのですね。

子どもたちも読んでもらうことを
楽しみする絵本。

大人になって
もう一度読んでも、
不思議なほど懐かしく
出来た嬉しさ体験をたくさん思い出す
心を元気にしてくれる一冊です。

前に一歩踏み出すこと。
出来て、ぽろんと一粒の涙。


はじめの一歩

一粒の涙

 

いつも、きっと

体験した後に、蘇る言葉。