ehon-labo’s blog  本の小部屋にようこそ libro favorito

絵本の持つ言葉の力、絵の力は、 深く、広く、温かく、優しく、楽しく未来への希望へとつなげる 言葉の世界.。絵本は、広い未知なる宇宙です。

時空を超えて、本は宇宙

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          ファージョン作品集:エドワード・アーディゾーニ挿絵

 

 

 

時空を超えて

 

本は、宇宙、

限りなく未知の世界がそこに存在している。

計り知れない、未曾有の世界があり

現存する本は、

その深遠なる世界のほんの一部しかまだ表していないのかもしれない。

 

 

が、私にとっては、

本の世界は、未知の未曾有の世界であり、

実体験できない体験に誘ってくれる宇宙船である。

 

 

時々私は、自称「宇宙浮遊人」と豪語している。

 

本という宇宙船に乗って時空を旅し、

星の数ほどの言葉が点在する宇宙の散策を楽しんでいる。

 

 

それは、まるで宇宙を浮遊して遊べる時でもある。

時空を超えて訪れることが出来るのは

本の世界が持つ特有なものであろう。

 

 

乗り物もチケットも、道具も持たないで。

老眼をはなせない今となっては、唯一眼鏡が必要であるが。

 

 

気に入った椅子に、

目元を照らすスタンドと静かな一人だけの時間があれば

どんな時代にも、どんな遠くの国でも、どんな仮想の世界でも、

ありとあらゆるときとところと状況に

入ることの出来る特級なタイムカプセルである。

 

 

しかも、

自在に旅立すことも帰ることもでき、

何よりも「自由」ではないか。

 

 

本を語りだすと止まらない。

特に絵本は、止まらない。

 

 

その魅力と魔法に魅せられてしまっているからである。

おばあさんになるまで、

その魔法は解かれないことを願っている。

 

 

自分の感性が乏しくなれば、

きっと魔法の力は失せていくだろう。

 

 

コドモのココロを育てていく作業は、

なかなか難しいけれど

柔軟な感じ方を呼び戻した感触を得ると嬉しくなる。

 

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