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ルース・クラウス :文
マーク・サイモンと:作
きじま はじめ:訳
雪降る寒い冬も
節分を終え、立春を迎えると
春の兆しを垣間見始めます。
雪の森で冬眠をしていた動物たちも
目覚め始める時。
自然界の営みのダイナミックな動きを感じます。
モノクロ、白黒で彩色された絵。
色は、黄色が大きな気づきを教えてくれます。
絵本の絵の力と、言葉の芸術を思う一冊です。
世界中で、 伝えられ続けている絵本は
言葉と絵の総合芸術。
文学的にも、 絵画的にも、
深く汲み取りたいものを 内包しています。
『はなをくんくん』は
愛され続けてきた一冊です。
きっとこれからも
末長く、世界の子どもたちと
かつて子どもだった大人の読み手に
愛されていく本です。