さよならペンギン
『さよならペンギン』
大人になっていくと
そんなことは、ありえない!
ということから、抜けられないことがあります
こどものときは、
どんどん空想のお話しが、自然にどんどん膨らんでいきました。
膨らんで膨らんで、しまいには、ぱあ〜んとはじけても
また、どんどん、なんのその。
そのひろがりに遊ぶ名人。
デタラメが、とびきり面白くて
あははと笑いながら、大きくなっていきました。
でも、いつか
やはり大人になっていくと
その大きくなっていった想像の風船が
ぱあ〜んとしぼんで小さくなってしまいます。
屋台で風船売りが懐かしいのは
失なってしまった子どものころに
もどりたいなあとおもうのかもしれません。
ナンセンスがおなかをよじって笑えなくなったら
少し、深呼吸をすることにしています。
海水パンツをはいたペンギンと
一緒に遊べなくなったら
野原を思いっきり走ってみようかしら。