ehon-labo’s blog  本の小部屋にようこそ libro favorito

絵本の持つ言葉の力、絵の力は、 深く、広く、温かく、優しく、楽しく未来への希望へとつなげる 言葉の世界.。絵本は、広い未知なる宇宙です。

いちりんの花

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文:平山 弥生

絵:平山 美知子

講談社

 (追記:英語版 A Little Flower  訳:ピーター・マムミラン

 

遥かむかし、むかし
広い宇宙に、「地球」という惑星が生まれました。
天と地がわかれ、
いちりんの花が咲き、大地に広がっていきました。

生きとし生けるものたちが暮らす星。

互いにわかりあうことは、握手。

いつしか、握手が武器ににかわり、
多くの命がなくなっていくようになりました。

それでもお日様の光は温かい。
いちりんの花がまた咲き、また大地に広がります。
深い悲しみからまた歩き出せるのは
温かな光、

小さな花が倒れてはまた咲き、
命は続いてきたのでしょう。

温かさに包まれて、生きる力をおもいます。
広い宇宙の命が愛おしくなりまた。