ehon-labo’s blog  本の小部屋にようこそ libro favorito

絵本の持つ言葉の力、絵の力は、 深く、広く、温かく、優しく、楽しく未来への希望へとつなげる 言葉の世界.。絵本は、広い未知なる宇宙です。

遥か遠くを見つめる「旅人」と「詩人」の存在

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「旅人と詩人の雑誌」ー八月の水ー

BOOKLORE  :http://booklorebooks.net/

八月の水編集室 :http://kayuhiko.exblog.jp/

 

大阪の出版社BOOKLORE(ブックロア)から、刊行されています。

創刊号は、2012年8月1日。

 

編集者の西尾勝彦さんの編集後記に
次のような記載があります。

 

 

”〜この雑誌を作ろうとしたきっかけは、あの大震災だった。

これからどんな時代になるのだろうか?〜」という。”

 

 

これでいいのかという問いかけが底に流れています。
20世紀の価値観が検証されるのはもっとずっと先のこと。

 

と、同時に
これからこんな時代になってほしい・・・

 

「旅人」と「詩人」が見直されるような時代に・・・


遥か遠くを見つめる「旅人」と「詩人」の存在。
彼らの眼差しの強さ。

 

そして、

 

優しさによって
時代が少しでもおだやかになればと・・・

 

編集者の西尾勝彦さんは

希望を託して、発行されました。

 

 

 

西尾勝彦さんの想いを読みながら

ふと、

レオ・レオ二 作・絵  絵本「フレデリック」を思い出しました。

 

初版発行:1967年
レオレニ フレデリック
 
ちょっと変わった野ネズミの話です。
 
遠くを見つめる、
見えない世界を伝える、
 詩人のような感性、
 
フレデリックのお話に心が温かくなります。