ehon-labo’s blog  本の小部屋にようこそ libro favorito

絵本の持つ言葉の力、絵の力は、 深く、広く、温かく、優しく、楽しく未来への希望へとつなげる 言葉の世界.。絵本は、広い未知なる宇宙です。

魂に触れる八木重吉の詩

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澤村修治:作

よこてけいこ:絵

理論社

こころが哀しくなったとき、八木重吉の詩を読む。
こころが疲れたとき、八木重吉の詩を読む。
こころが寒くなったとき、八木重吉の詩が読みたくなる。
こころが空っぽになったとき、八木重吉の詩が読みたくなる。
 
言葉に会いたくて・・
言霊に触れたくて・・
 
優しい、柔らかい、透き通った言葉が
すみやかに体の隅々に届けられていくと
心と体が澄んでいく
心と体が軽くなる
 
力んでいたものから解き放たれ
しばらく、静かに沈黙す。


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ほんとうに
しぜんに詩の生まれる日は
じぶんみづからがとほとひものになったとおもふ
いのちがあることがたしかにかんじられる
みづからがかみのこころの窓となり
わたしのうたは
わたしのもつかみの観念とおなじたかさからながれいづる
             詩稿「貧しきものの歌」
 
かなしさがながれる日
わたしの詩はうまれるのです
さぶしさがかがやく日
わたしのこころは高原をゆくのです
              詩稿「不死鳥」
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