魂に触れる八木重吉の詩
こころが哀しくなったとき、八木重吉の詩を読む。
こころが疲れたとき、八木重吉の詩を読む。
こころが寒くなったとき、八木重吉の詩が読みたくなる。
こころが空っぽになったとき、八木重吉の詩が読みたくなる。
言葉に会いたくて・・
言霊に触れたくて・・
優しい、柔らかい、透き通った言葉が
すみやかに体の隅々に届けられていくと
心と体が澄んでいく
心と体が軽くなる
力んでいたものから解き放たれ
しばらく、静かに沈黙す。
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ほんとうに
しぜんに詩の生まれる日は
じぶんみづからがとほとひものになったとおもふ
いのちがあることがたしかにかんじられる
みづからがかみのこころの窓となり
わたしのうたは
わたしのもつかみの観念とおなじたかさからながれいづる
しぜんに詩の生まれる日は
じぶんみづからがとほとひものになったとおもふ
いのちがあることがたしかにかんじられる
みづからがかみのこころの窓となり
わたしのうたは
わたしのもつかみの観念とおなじたかさからながれいづる
詩稿「貧しきものの歌」