ehon-labo’s blog  本の小部屋にようこそ libro favorito

絵本の持つ言葉の力、絵の力は、 深く、広く、温かく、優しく、楽しく未来への希望へとつなげる 言葉の世界.。絵本は、広い未知なる宇宙です。

たべる たべる たべること

 

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くすのきしげのり:作

小渕もも:絵

おむすび舎

 

たべることが、

いろいろなことにつながっていることに気づきます。

 

作者・くすのきしげのりさんは

あとがきに、下記のように記しています。

 

********

 

いのちを育む、祝う、なかよくする、分かち合う

労う、寛ぐ、いのちをいただく、

自分をつくる、毎日を生きる、感謝する

故郷を語る、楽しむ、愛を伝える、絆を結ぶ、

癒す、偲ぶ、そして、いのちをつなぐ・・・

 

たべることには、たくさんのたいせつな意味があります。

私たちが生きていくということは、たべること。

そのとき、そこに笑顔がありますように。

 

*********


暮らしの中で、私たちは体を保つため

毎日、たべることを続けています。

命ある全ての生き物が、それぞれに必要とするものを食べ

また、必要とする命に与えるという命の循環の輪にいます。

 

人間の生活にとって、

地球上にある様々なものの命をいただいて生き、

生涯を食べることによって体を維持しています。

動植物および水、空気もお日様の光もいただいています。

 

そこに、共に分かち合う、

楽しく笑顔でいただく、

人生の喜怒哀楽を共に過ごす家族や友人や知人と。

 

分かち合い、一緒に楽しんでいただくことができない時は

たべることは、味気ないものでしょう。

 

たべる時に、笑顔がそこにあることが

平和で愛があること。

作家の願いを感じます。

 

この本を手にして、読んだ私たちは

本に描かれ、書かれた絵と言葉から、

心にその絵と言葉の命の息吹を

いただきます。

 

本の力、本のストーリーの力は

やはり、言霊の命。

広くて豊かな深い言葉の命

その味わいに魅了されます。

 

心と体に届く真なる言葉は

美しくシンプルなもの。

 

たべるということは、

命から命をいただき

次の命につなげるという大きなこと。

 

心と体の命そのものに、

その美しい愛そのものをいただくということ。

そんな風に思うのです。

 

魂の成長に必要な・・・