ehon-labo’s blog  本の小部屋にようこそ libro favorito

絵本の持つ言葉の力、絵の力は、 深く、広く、温かく、優しく、楽しく未来への希望へとつなげる 言葉の世界.。絵本は、広い未知なる宇宙です。

サンタクロースっているんでしょうか?

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訳:中村妙子

絵:東逸子

偕成社

https://amzn.to/37iYTCH



クリスマスを迎える12月になると
この本をいつも手元に。

こどもたちに、そして
大人になった人たちにも

「サンタクロースっているんでしょうか?」

と、問いかけ???をします。
神秘で夢ある謎を紐解くひとときを楽しみます。

 

「サンタクロースって、本当にいる人でしょうか?」

 

 

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8歳のバージニアという女の子の質問に、
アメリカのニューヨーク・サン・新聞社の社説が
その問いかけに
丁寧に答えた実際のお話です。

この社説は、大きな反響を呼び
当時7カ国の国々で翻訳され、
今も愛読されているベストセラー本です。

この世界には、
目に見えない大切なものがたくさんあります。
実際に目に見えないと
信じられないことや、
不思議なことがいっぱい。

でも、

信頼、想像力、詩、愛、ロマンス
それらが、私たちに

目に見えないものを、
輝かしい光を当てて、見せてくれます。

 

世界中の子どもたちにが12月が来ると
心待ちにしているサンタクロース。
でも、少し大人になると
サンタクロースの
存在と不思議が気になりますね。

 

サンタクロースにあった人はいません。
あったことがない、
見たことがないということが
サンタクロースがいないという
証拠にはなりません・・と本に書かれています。


我が家には、
12月を楽しみに待つ二人の息子がいました。
今は大きくなって自分の家庭を持っています。

 

とても心に残る12月の思い出があります。

 

下の息子(小3)が、お兄ちゃん(中2)に聞きました。
「お友達がサンタクロースっていないよ!っていうんだけれど・・
サンタクロースって、いるの?」

6歳離れているお兄ちゃんが、弟に優しく答えました。

「サンタクロースは、いるって信じる人の心には、いつもいるんだよ」
「そういうことは、深く詮索はしないものだよ」
    (この息子の返答に、”ステキ”と感動しました)

 

「うん、わかった!」

 

 

信じる人には、
その信じていることが真実となって心に留まります。

世の中には、目に見えない大切なものがたくさん!

 

サン・テグジュペリの著『星の王子様』に、

”本当のものは目に見えない”と書かれています。
心惹かれる言葉です。


ニューヨーク・サン新聞の社説は、
どのようにバージニアに答えたのでしょう。

最後のページの言葉です。 

✝️

サンタクロースは、いないですって?

とんでもない!

嬉しいことに、サンタクロースはちゃんといます。
それどころか、いつまでたっても死なないでしょう。

1000年のちまでも、百万年のちまでも、
サンタクロースは、子どもたちの心を、
今と変わらず、喜ばせてくれうことでしょう。

✝️

 
この社説に至るお話が、
本に短く記載されています
社説のこと、新聞社のこと、バージニアのこと、訳者など

嬉しいことに検索をすれば、
詳しく知ることができる時代です。

多くの方にこの実話が、
届くことを願っています。